空調ざぶとん、なるもの

厳しい暑さが続きます。

どれだけ空調管理の行き届いたオフィスでも、ひとつだけ管理が行き届かない場所が残っている。それはケツの下である。座面と発熱物体に高圧力で押しつぶされるこのエリア・K2(ケーツー) は、狭く、光が差さず、高温で、つねに高湿度。ここはさながら、世界一小さな熱帯雨林である。

このエリア・K2の厳しい環境がすこしでも穏やかになるかもしれない「空調ざぶとん」なるものを使い始めたのでご報告。


わたし、一日のうち10時間以上を職場のデスクチェアに座って過ごします。トイレや会議室への移動以外はずっと座面にケツを押しつけているわけであります。かくも長時間ケツが高温多湿状態に置かれていると、徐々にむず痒くなるのです。 心なしか年齢を重ねるごとに不快感が増してきているような気もします。

ある日、「空調ざぶとん」なるものを見つけました。

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カタログでは見えない発明

このざぶとんの一辺には小さなファン(扇風機)がついていて、ざぶとん内部に空気を導きます。空気はざぶとん内部を通り、対辺にある排気口へと抜けていきます。

ざぶとんにケツを載せると空気が通らないのでは?

いえいえ。この空調ざぶとんの最大の発明はざぶとんに扇風機をつけたことではなく、座ってもエアフローが確保されるように内容物が構成されていることにあるんだと思います。ざぶとん内部は軟樹脂の立体パターンが形成されていて、これがざぶとん表面を持ち上げているわけです。

では、肝心の使用感はどうか。

効果は絶大

座った瞬間は何ともないんですよ。

「え、こんな程度? この買い物は失敗?」てな。

でも数十秒も座っていると、徐々にケツの辺りに蓄積された熱が追い出されていくのが分かります。ケツに汗をかいていればさらに高効率で熱が逃げていき、湿気がスッと引いていくのです。

やりすぎには注意が必要かも知れません。冷房の行き届いた部屋でこのざぶとんに座りつづけていると、冷えすぎを感じることもあります。適宜ファンを止めて、ケツ温度を調整すると良いでしょう。

わたし、真夏にジーンズをはくのを避けてました。理由はもちろん熱帯雨林問題です。しかしこのざぶとんを前提とするなら、真夏のジーンズも可能ですね。

真夏になるとケツを掻いているオッサンをよく見かけます。真夏にケツが痒いオッサン、ジモチー*1、長距離運転手なんかにオススメしたい逸品です。でも冷やしすぎには要注意です。


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*1:痔持ち