新型iPodに思うこと

いやー、今日も飲んだ。ということで、ほろ酔い多事争論です。以下の文章に理性はありません。
あーさて、動画を再生できるiPodが発表されました。発表のずいぶん前より動画対応iPodの噂はネットを駆けめぐっていたわけですが、この噂がまた真実と証明されたわけであります。それにしてもAppleに関する噂はなぜにこんなに的中率が高いのだろう、もしかしてこの噂は故意に・・・・なんて邪推はするまい、するまい。
それにしても、iPodは種類が増えました。モデルは数多くあるわけですが、(Shuffleやnano等は例外として) そのモデル名はすべて「iPod」なわけです。各モデルをみなさんは一体どうやって呼び分けているんでしょうかね。少し前なら「第○世代」という呼称が可能だったわけですが、さてこの新しいiPodは何代目に相当することやら。それともこのiPodの呼称は以後「動画第1世代」みたいな感じになるんでしょうか。
ところで、このiPodに対して世間の皆さんはどのような感想をお持ちなんでしょうか。僭越にもオレの関心をここで暴露させてもらいますと・・・・「無関心」であります。あ、いや「やや関心あり」かも知れません。ただしそれは「バッテリー持続時間が最大20時間」という点のみであり、動画対応という点にはまったく関心を持てません。
「音楽」という媒体の利点の一つとして、おれは「ながら鑑賞ができる」ということが最たるものとして挙げられるのではないかと思うわけであります。音楽を聴きながら勉強、音楽を聴きながら仕事、音楽を聴きながら運転・・・・これらは音楽がいわば触媒となってその主行動を活性化させてくれるものの例であります。
さて、動画はどうでしょうか。活動の触媒となりえるでしょうか。おれはこれは「NO」だと思うのです。聴覚のタイムシェアリングというのは割と容易ですが、視覚のタイムシェアリングというのは難しいわけです (この辺りは、自分の感覚的な類推ですが)。 動画はディスプレイに集中しない限りは楽しめないのではないか、と思うわけであります。みなさんは、一日のうちにどれほどこういう「ディスプレイに集中する時間」を持てるものでしょうか?

―――と、ここまで書いて、「おお、そういえば日本人には『ディスプレイに集中する時間』が定期的にあるではないか」と気付きました。それは言わずもがな、“通勤時間”であります。多くの人が毎日電車に揺られて通勤通学しているわけです。現在多くの方がこの時間をケータイいじりに充てているように見受けられますが、これは能動的行動ではなく、車内での手持ち無沙汰な感覚がこういう行動をし向けているのではないのかと推測するところであります。この時間を「ディスプレイに集中する時間」に充てられるではありませんか。
さらに邪推をすすめて行きますと、同時に発表されたiTunes6では当然のごとく未実装ではありますが、MPEG4やH.264といったビデオフォーマットの再生が可能ということは、すでにこのフォーマットで録画の可能なデバイスが存在するわけですし、今後、動画版PodCasting のいわば“VideoCasting”が草の根より登場することも予想されるわけであります。

しかしまあオレ自身は電車通勤ではありませんし、動画はどうでも良いや。
寝よ寝よ。