平原綾香「From To」がAmazonで酷評を集めている件

平原綾香が「秋桜」「いとしのエリー」「桜坂」など、昭和・平成を代表する名曲をカバーするアルバムである。平原綾香を聴いたのは「ODYSSEY」以来やけど、やっぱりこの人は歌が上手いなぁ、と思う。
ところでこのアルバムは、意外にもAmazonでは酷評を集めている(参照)。ほほぅ、何でだろう。アンチ・ヒラハラが多いのかなと考えてみたが、他のアルバムのレビューを見る限りそんなわけでもなさそうだ。

おしなべて昔の流行曲は今のものに比べて音域が狭い。驚異の音域を誇る平原だが、楽曲の選択が彼女の器量にリミッタをかけてしまったんかなと思えなくもない。
“高いキーはトレーニングによってある程度発声できるようになるが、低いキーに関してはそうはいかない。そういう点で女性の低音は、ひとつの才能である”
―――というような言葉をどこかで耳にしたことがある。このアルバムの聴き方としては彼女の「低音域の才能」に注目(注耳?)するのがよいのではないかな。