「最近の若い者は」

<ワラタ2ッキ:いつの時代も「自分まで」>より。

332 :おさかなくわえた名無しさん :04/12/21(火) 20:56:58 id:Kd4RaSyb
ドイツの社会学者が発表した論文にあったんだけど、数十カ国を調査した結果なぜか20代後半〜30代後半の年齢層の人間は

「自分達あたりの世代が昔からの伝統や礼儀をぎりぎり受け継いでいる世代だ。これより下はどうもおかしくなってしまっている」

と考える癖があるらしい。面白いことに国が違っても民族が違っても共通してそういう風に感じて発言するんだってさ。
もちろん、今現在だけの話というわけじゃなくて数十年前から繰り返し「自分たちがぎりぎり礼儀を受け継いでいて〜」と言っててその次に20代後半〜30代後半になった世代も同じように「自分たちがぎりぎり礼儀を受け継いでいて〜」と繰り返す、と。

あー、おれも経験あり。
ところで「最近の若者は」という論調は太古の昔から繰り返し唱えられてきた文言のようで、古代エジプトの遺跡より発掘された碑文を解読してみると「まったく、最近の若者は・・」だったり (引用元) 、1200年前に立てられた法隆寺の塔内に「最近の若者はしょうがない」という意味の落書きがあったり(引用元)するらしい。
年寄りがこのようなセリフをはく心理とは如何なるものだろう。新しいトレンドの作り手――かつては自分がそうであった――に対する嫉妬だろうかな。ということであれば、「最近の若い者は・・・」と吐きたくなったときにはそこで一歩退いて、その若者の態度からなにか学べんかなと意識するようにすれば、なんか新たな発想を見出すことができるんではないかな。まあ時と場合によりけりだろうけど。
―――と未来の自分に訴えてみる。