大声で電話をしているかもしれないあなたに告ぐ



確かに車内で通話する人はなぜか
話すときの声がやたらとでかい傾向にあるような気はする。
「うっせえな」と思われやすいかもしれない。

上のブログ記事の主旨には外れるけど、この引用を枕に、前々から気になっていたことを書く。

人はどうやら、相手の会話が聞こえにくい時、自分の声を大きくして話そうとする傾向があるらしい。普段落ち着いて喋る人が電車やバスの中の電話でつい大声になってしまう、らくらくホンを手にした年寄りの電話する声がやたら大きい、また電話に限らない例であれば、社内の年寄りの多い部署ではムダに活気づいている、などこれらの事象は先の仮定を裏付けるものだ。

でも相手の声が聞こえにくく、つい声を大きくしてしまいがちなときに、次のことを思い出してほしい。
それは、今のケータイに搭載されているマイクは、あなたが考えているよりも高性能であるということ。
騒音源よりもずっとマイクの近くで話すあなたの声を、性能の良いマイクはかなり高い効率で拾って会話相手に届けている。あなたが大声で話したところで、その音量は動的に調整された後に相手の電話のスピーカに届けられる。つまり、あなたはエネルギーをムダに消費し、さらに周囲に迷惑をばらまいているということになる。
騒音の大きな場所で電話をするときに、多くの場合、ふつうの声量で話してもあなたの声は相手に届いてます。普段通りの声量で話せば良いです*1
車内での通話で声量を大きくしてしまう原因は、騒音源でもケータイのマイクでもなくて、ケータイの耳のスピーカの音量を十分に大きくできないことにあるのです。

*1:もちろんあなたのパッションを電話相手に伝えたいときはこの限りではないけど、車内では遠慮してもらいたいなぁ