イラガ幼虫に刺されたときの応急処置

ツレが、何かの虫に刺された。90kg超級の巨漢を誇る彼がまだ暑さの残る日向で全身に鳥肌を立てて痛がる様子には、かなりびっくりした。何にやられたのだろうかと、刺された辺りを見回してみると、低い柿の木がある。もしやと思い柿の木の葉の裏を見てみると、やはりこいつだ、イラガの幼虫びっしりと付いているGYAaaaaaaaahhhhhh━━━━━━(゜Д゜;;)━━━━━━!!!!!! どうやらこれに触ってしまったらしい。
オレの実家の庭には柿の木があり、そういえば子供の頃に庭で遊んでいるといつもオカンに「イラガ(の幼虫)には気ぃつけぇよぉ」と言われてたなぁと思い出す。これまでの自分の体験によると、毒虫に刺され(かまれ)たときには「早期対処にしくはなし」である。きちんとファーストエイドできたときはすぐに治るし、対処が遅れれば治療に時間がかかったり、痣がずっと残ったりすることもある (まあイラガの場合は残らんだろうが)。
ま、そんなわけで、痛がるツレをすぐに薬局に連れて行くことにした。
近所のドラッグストアにいらした初老のご婦人ふうの薬剤師さんに、イラガ幼虫対策として次のようなことを教えて頂いた。

応急処置

  • 薬を塗布する前に、まずセロテープみたいなのを患部に貼り、すぐはがす。これを何度か繰り返す。これはまだ患部に残っている、目に見えないイラガ幼虫の毒針を除去するためである。
  • 虫さされ薬を塗布する。「虫さされ」と銘打った薬ならどれでも良いそうだ (といって一番安い薬を出してくれた^^)。
    • 「どれでも良い」という言葉に不安を感じるのであれば、「ムヒエス」がイラガ刺されにも効果があると説明書に明記されているので、これでいいと思う。
  • 名古屋ではイラガの幼虫のことを「おこぜ」と呼ぶらしい 。

果たして、ツレの患部の腫れも、1時間ほどで完全に退いたようだった。 いやー、よかったよかった。

追記・もうイラガの害にあわないために

一度刺されるとトラウマになってしまうイラガ。できれば二度と見たくないもの。イラガ除去にはオルトランという殺虫剤がよく効く。これは根本の土に混ぜて使う。イラガのハイシーズンになる前から蒔いておくべし。

対象が果樹で、果実を収穫したいのなら使える薬が限られる。例えばゼンターリは、蝶や蛾以外の動物に影響がないとされる。