"POSSIBILITIES" Herbie Hancock

昨日購入。これはすごい。
ピアノジャズの巨匠・Herbie Hancock が、様々なアーティストと競演する一枚。ただしこれをJazzだという期待で聴くと肩すかしを食らう。いろんなジャンルの曲を詰め込んだ“幕の内アルバム”だと割り切れば、参加アーティストの豪華さを楽しめる。またそういう点で、Jazzを聴かない人もきっと楽しめる。

  • Christina Aguileraが"Song For You"を演る。この人はかわいい歌よりも強い歌が似合うな。強い歌を歌わせたらやはりこの人は 疑うまい 歌が上手い。
  • Santana は何にも染まらんな。イントロのギターリフを聴くだけでサンタナ臭がぷんぷん。クレジットを見るまでもなくそれと判る。
  • Raul Midonも参加。なんとS.Wonder の"I just called to say i love you" を演っている。Stevie本人もハーモニカで参加。Stevieのハーモニカも個性が雄弁だな。
    余談だがRaul Midonのアルバムを先日の購入以来ほぼ毎日一巡は聴いているが、飽きない。聴き込むにつれてギターの巧さを強く実感する。そういうのをうけてこのHerbieとのセッションでもピアノとギターの競演を強く期待するのだが、どうもギターの音があんまり聞こえない。なぜかHerbieのピアノもあまり前面に出ない。そこら辺はすこし残念に思うが、それでもこのビッグセッションは一聴の価値あり。

まあまだ2巡ほどしか聴いてないので何とも直感的なレビューだが、ひきつづき何度も聴き込んでみたい。