Perlを教科書で学ぶ

時々、Perlを書くときがある。設計業務でPerlを使うことは皆無だが、ちょっとした事務仕事にて繰り返し作業が必要になったときにPerlでちょろっとスクリプトを書き、仕事の省力化をはかる (という名目の現実逃避行動かもしれないが) 。
Perlを書くに当たって、これまではずーっと昔に買ったCGI本のリファレンスを引きながら、時にはWEBも参照しつつ書いていたわけだが、ものによっては時々理解できない挙動になってしまうことも少なくなく、従って俺はPerlを「ミステリアスな言語」と認識していた。(それでも使い続けていた理由はひとえに強力な正規表現がつかえることに拠る。)

最近ふとしたきっかけで「初めてのPerl」を買い、一週間ほどかけてじっくり読んでみた。この本はスクリプトに対してインタプリタがどのような解釈のもとで機能するかといった、実に細やかな解説がなされており、ハウツー本と区別されるべき「Perlの教科書」である。読後にはおれのPerlへの認識がすっかり「整然とした言語」に変わった。
いやー、新しくプログラム言語を学ぶときにもやはり教科書は必要だなーと実感した次第である。これはちょうど「社会科資料集」だけで「社会科」を学習できない、あるいは国語辞典だけで国語科を学習できないのと同じ理屈なのかもしれない。

ついでに「続・初めてのPerl - Perlオブジェクト、リファレンス、モジュール」も買い、これまた一週間ほどかけて読んでみた。するとこれまでは理解できなかったCPANモジュールのソースコードが読めるようになり、利用できるようになった。これであの膨大なライブラリを利用することができるのだ、ほっほっ。
やはり教科書で学ぶというフェーズは尊ぶべきものだ。