職歴が検索されてしまう未来の到来

突然大量のスパムメールがやってくるようになって、どこか変なサイトに自分のアドレスや名前が登録されているんではないだろうかと思い、自分のメルアドや名前をGoogleで検索してみた。このゲームをやるのはいつ以来だろう。
姓名を検索すると十数件のヒットがあった。
まず一群は出身大学や学会のサイト。卒研や修研のインデックスが並ぶ。もういい加減消して欲しいんだけどまあしばらく残り続けることだろう。これは想定していた結果である。
つぎの一群は、釣り好きな同姓同名さんの釣果サイト。なんと実家までが近くて変な因縁を感じなくもない。これは前回同じ試みをやってたときに既に見つけてたことであり、これも想定内。
で、今回の新たな発見は次の一群だった。
検索結果に並ぶ簡体中文のなかに、確かに自分の姓名が記されている。中国に友人が居るわけでもなし、もしやこれが名簿サイトかと思いきや、すらすらとは読めない中文をじっくり読んでみるとそうではないことに気づく。
これは自分が職務で出願した特許のようだ。同列に共同出願者である同僚の名前が並んでいる。もしやと思い今度はアルファベット表記で自分の名前を検索すると、やはりここでも同様に、過去の出願が並ぶ。
自分が意図するとせざるとにかかわらず、過去の職果が誰にでも検索可能な形で世界に公開されている。これは何かに悪用されはしないのか。少なくともネット上から完全に自分の存在を抹消することは、すでに叶わなくなってしまった。
なんたる時代か。