CPU切替器 SW-KVMA2DVU

先日購入したMac miniを、PC環境と並行して使用すべく購入したCPU切替器。ディスプレイやキーボードなどの周辺機器を二つの環境間で使い回しすることで省スペースを図りたい。数あるCPU切替器の中から、次の記事を大いに参考にしてこれに決めた。

機能は必要十分で、かつ格好や質感も悪くなさそうだ。
下図のような構成を目論んだ。上の記事を読んで、きっとこういう構成にできるものだと思ったのだ。

ところが、果たして購入し、使う段になって初めて気づいた。

対応USB機器:USB仕様 Ver.1.1に準拠した製品

なんだって。イマドキ、USB1.1かよ。(この製品が発売された2005年であったとしてもこの感想に変わりはない。)
このガッカリ感は筆舌に尽くせない。まるでどこぞの巨大マーライオンの内側を見たときのようだ (いや、それ以上だけど)。
コストを下げるためにUSB規格を妥協したのだろうか。CPU切替器の中でもこの製品は決して安い価格帯の製品ではないのだから、この点で妥協したのだとするとそれは購入者の不満を招く明らかな失策だ。
複数のPC間でUSB機器のみを切り替えるUSB切替器は、最安の価格帯に入る周辺部品である。この小さな欠点のために、ブサイクなUSB切替器を購入し、さらにPCまわりのレイアウトに頭を悩ませなければならない。
他の点は文句のない仕上がりであるだけに、この欠点は致命的と言うに十分だと思う。
ITメディアの記事も記事である、この点について一言触れてくれてたら良かったのに。