ダ・ヴィンチ・コードに捧げた一週間

今週一週間は「ダ・ヴィンチ・コード」を読むための日々だったといえる。文庫本化されると知ったのが約一ヶ月前、すぐに上中下三巻セットをAmazonで予約し、果たして届けられたのが先週の日曜。以後今日読み終わるまで、出勤前の時間にこれを読み、会社の残務もそこそこに切り上げて (≒放置して) これに耽っていた。
おれは一時期ミステリー小説を読むのに傾倒していたことがあるので、この手の話の読み方を心得ているつもりだ。どんな些細な伏線も見逃すまいと注意深く丁寧に読みすすめていたんだけど、それが逆に徒となり、著者D・ブラウンの思うままに翻弄された。いやはや、楽しみました。
おれは、おそらくほとんどの日本人がそうであるように、純粋にこれをミステリーとして堪能した。でもこれはキリスト教をモチーフとしている小説なワケで、もし信心深いクリスチャンがこれを読めば一体どんな感想を抱くのだろう。そんな興味から、米国Amazon,comを覗いてみる (Link) 。なんとまあ、3000件を超えるレビューが寄せられている、すげぇな。
それらのほんの一部を読んでみる。"Great" "Excellent"と手放しで絶賛するものもあれば、「ミステリーの部分は面白い、信仰の部分はうーん・・・・どうかな」みたいな意見も認められる。「これはあくまでフィクションなんだから、内容を本気にしちゃダメだよ」なんてものも。やはり物議を醸すものなのかな。でも 3.5/5 という評価は高いのでは。いややっぱりよく分からん。でも日本Amazonのレビューよりも意見が多様に富んでいることは確かだな。
さて、明日からは何を読むかな。