民主主義政治に参加できない現状

朝早くから出社し、夜は遅くに帰宅。帰宅後テレビをつけてもくだらないバラエティ番組しかやっていないので消しっぱなし、新聞も取っていない・・・こんな私にとって唯一の社会の窓と言えば、時間や場所の制約を受けることなく利用できるインターネットのみ。
統一地方選挙もそろそろ大詰めなんだそうだが、公職選挙法によって立候補者がインターネット上で選挙活動をすること禁止されている(と解釈されている)現状、私のような生活を営んでいる者は、どの候補者がどのような公約を掲げているかを把握することは難しい。先日の名古屋市長選のときは郵便ポストに全候補者(3名) の公約が記載された公報が投函されていたのでそれを判断材料にすることができたが、今回の統一地方選挙ではそういったものは配布されないみたい。誰がどんな公約を持っているかすら分からない状況で、無責任な一票や白票を投じるために投票場へ行く価値はあるんだろうか、と考えてしまうのは自然なことだろうと思う。
私にとって一番大切なのは、政治ではなく日常生活である。
でも政治への関心は、ある。日常生活の合間に政治に参加したいと思っている。
投票率が年々低下の一途を辿り、コメンテーターは市民国民の政治への無関心さを憂うけど、わたしは投票率の変化がそのまま市民・国民の政治への関心度の変化の指標を表しているものとは思わない。投票率の低下分の内訳には、はるか昔に作られた制度がいまの生活様式・社会構造への変化を許容しきれない、その乖離の大きさが含まれているんじゃないの。
正直わたしは、古くからの制度の下でいまの生活を営み続けるかぎり、投票率の向上に貢献することは難しいかもしれない。