高速道路上で酒を呑むトラック運転手たちをどうにか取り締まってもらえないものか

飲酒運転が大きな社会問題と認識されつつあるこの折に、ここに小さな声を一つ挙げさせていただく。
私には名古屋と関西を往復する機会が年に数回あり、その際のルートとして「名阪 (東名阪〜名阪国道〜西名阪)」をよく利用する。この名阪ルートを辿る際、私は往路復路ともに亀山SA、香芝SAで小休憩をとることが多い。施設が充実しているということの他に、これらのSAで挟まれるルートは急な坂と大きなカーブが続くので、それに気合いを備えるためでもある。私と同じ理由かどうかは知らないが、乗用車のみならず商用の大型トラックも多く立ち寄られているようだ。
で、特に夜の時間帯にこれらのSAへ入り、駐車されているトラックの運転席に目を向けた際に、ハンドル脇のドリンクホルダーにチューハイの缶が収まっている様子を目にすることが度々ある。SAではご存じのとおり、大型車と小型車は駐車場が分離されているので目にとまりにくいのだが、以前にいちどそれを目にして以来、ついついそういう光景を見つけてしまうことが多くなった。
もちろん、これはトラックの運転手たちが飲酒運転をしているということに直結するものではない。睡眠をとるためにSAへ立ち寄り、一日の苦労をねぎらう一本を空けてから睡眠について翌日にそなえる、これはその一コマに違いない、きっとそうだ、そう信じたい―――ものだ。
でもこの名阪国道の急峻なアップダウンのルートで、上り坂では大きなエンジン音を轟かせながら登坂車線を鈍行していた大型トラックが、下り坂に至り巨大な力積を伴いつつ私の車のすぐ背後に迫りくるのをバックミラー越しにみるとき、SAで見た、運転席のドリンクホルダーに氷結チューハイのロング缶がささっている映像が重なると、背筋に冷たいものを感じるのである。
高速道路では飲酒検問が行われない (ですよね?) 。ということは、事故が起きないかぎり、ドライバーが酒気を帯びているかどうか分からないということでもある。
このエントリのタイトルは多少キャッチーだろうか。でも私がここで言いたいことは「安心してドライブできるように、高速道路を走るドライバーのみんなが酒気を帯びていないことを証明するしくみを模索していただけないだろうか」ということだ。